43歳サイドFIREを5年後に設定した38歳が今月から変えた金の使い方3つ:配当+副業で生活費の半分を賄う逆算設計の実録

43歳サイドFIREという目標を立てた理由

私は38歳、NDT検査を軸に個人事業主と法人代表を併営している。50歳で「呼ばれて行く」働き方に移行する設計を立てているが、その前段として43歳でサイドFIRE状態を作るという中間目標を設定した。

サイドFIREとは完全リタイアではなく、配当所得+副業収入で生活費の一部をカバーし、本業は選んで受ける状態を指す。完全FIREを目指さない理由は、NDT検査の現場から完全に離れるつもりがないためだ。50歳以降も年1〜2回、信頼ある取引先から呼ばれたら行く働き方を維持したい。

43歳という設定は「5年後」という逆算である。5年あれば運用残高を積み増し、副業の収入源を育て、支出構造を見直す時間が取れる。目標は配当+副業で月15万円程度を安定的に確保すること。生活費の全額ではなく、半分をカバーできれば本業の案件を選ぶ自由度が格段に上がる。

今月から実際に変えた金の使い方3つ

目標を立てただけでは何も変わらない。実際に今月から変えた支出・収入・運用の3軸を記録しておく。

①固定費を月2万円削減(支出軸)

まず着手したのは固定費の削減だ。サイト運営費は別記事で書いたとおりAstro + Cloudflare Pagesへの移行で年3万円→2千円に圧縮済みだが、今回はそれ以外の月次固定費を見直した。

具体的には次の3項目:

  • サブスク動画配信サービスの解約(月1,500円)
  • ジムの契約プラン変更(通い放題→回数券制で月4,000円削減)
  • スマホプランの見直し(大手キャリア→格安SIMで月5,000円削減)
  • 法人向けクラウドサービスの統合(重複機能を整理して月9,000円削減)

合計で月2万円、年24万円の固定費削減を実現した。これは配当利回り4%で運用すると元本600万円に相当する。削減した固定費をそのままNISA積立に回せば、5年後には複利効果も加わり大きな差になる。

②副業収入源を1本追加(収入軸)

サイドFIREの設計では配当だけでなく副業収入も柱の1つだ。現在は潜水士の案件が不定期にあるが、件数が少ないため安定収入源とは言えない。

今月から着手したのは技術記事のライティング受託である。NDT検査・設備診断・配管保全といった専門領域の記事を、BtoB企業のオウンドメディア向けに書く案件だ。単価は1本あたり2〜3万円台、月2本受注できれば月5万円程度の副収入になる。

この副業を選んだ理由は次の3点:

  1. 在宅作業で完結(出張不要・繁忙期との両立が可能)
  2. BtoB対等構造(発注側も専門知識を求めている対等な関係)
  3. 既存スキルの延長(NDT実務経験20年の知見がそのまま使える)

家電修理副業が「対面×故障対応×立場が不当に低い×感情労働」の重なりで忌避ラインを超えたのに対し、ライティングはすべての要素が逆だ。まだ受注実績は1件だが、5年後に月10万円規模の安定収入源に育てる想定で動いている。

③NISA満額積立+配当再投資の徹底(運用軸)

NISAは以前から運用しているが、今月から満額積立(年360万円)に引き上げた。固定費削減で浮いた月2万円と、副業収入の一部を積立原資に回す設計だ。

また、配当金の再投資も徹底している。配当が出たら即座に同じ銘柄を買い増すルールを設定し、複利効果を最大化する。マネーフォワード MEで配当入金を自動検知し、買付タイミングを逃さない運用にしている。

現在の運用残高は公開しないが、年利4%・積立期間5年・月30万円積立で計算すると元本1,800万円+運用益が積み上がる。この規模になれば税引後の年間配当は50万円台に届く見込みだ。月4万円程度の配当収入があれば、副業の月10万円と合わせて月14万円。生活費の半分をカバーする水準に到達する。

5年後の43歳サイドFIREまでの逆算設計

今月から変えた3軸(固定費削減・副業収入・運用積立)を5年間継続すると、次のような状態が見えてくる:

  • 配当収入: 月4万円台(年50万円規模)
  • 副業収入: 月10万円台(ライティング+潜水士)
  • 合計: 月14万円台の安定収入

これに加え、本業のNDT検査も完全にゼロにするわけではない。繁忙期に単価の高い案件を1〜2本選んで受ければ、年間で数百万円の収入は維持できる。生活費の半分を配当+副業で賄い、残り半分を本業で稼ぐ構造だ。

50歳以降は配当所得がさらに積み上がり、年間配当200万円(月16万円台)を達成する計画である。そうなれば本業の必要性はさらに下がり、「呼ばれて行く」働き方の自由度が完全に確保される。

サイドFIREは「完全リタイア」ではない

サイドFIREという言葉を使うと「もう働かない」と誤解されることがあるが、私の設計はそうではない。配当+副業で生活費の一部をカバーし、本業は自分が選んだ案件だけを受ける状態を作るのが目的だ。

NDT検査の現場は嫌いではない。むしろ20年やってきた仕事であり、専門性を維持したいという気持ちもある。ただし「生活のために受けざるを得ない案件」と「自分が選んで受ける案件」では働き方の質が全く違う。

43歳サイドFIREは完全FIREへの通過点ではなく、働き方の自由度を段階的に上げる中間ゴールである。5年後にこの状態を作るために、今月から金の使い方を実際に変えた。固定費・副業・運用の3軸を回し続ければ、5年後の選択肢は確実に増える。

参考

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