GMOあおぞらネット銀行を事業口座の「分配ハブ」として使い倒した実録:振込手数料の設計で資金移動コストを月3,000円削減した話

住信SBIの審査に落ちた翌週、GMOあおぞらネット銀行を開設した理由

株式会社USと個人事業USサービスを併営している私は、事業用口座の開設で住信SBIネット銀行の審査に落ちた経験がある。個人口座は2013年から使っていたため「事業用も同じ流れで」と考えていたが、審査は通らなかった。

落ちた理由は推測で書かないが、翌週すぐに開設できたのがGMOあおぞらネット銀行だった。開設は「すぐできた」記憶がある。当時の決め手は次の2点だった。

  • 社会保険料の口座振替に対応している(ネット銀行では非対応が多い)
  • ペイジー(Pay-easy)が使える

個人事業の口座として、社会保険料の引き落とし口座に指定できる点は実務上大きかった。ネット銀行で社会保険料の口座振替に対応している銀行は限られており、この条件を満たすだけでGMOあおぞらは候補に残った。

現在は「分配ハブ」として使い倒している

住信SBIの事業用口座はその後開設でき、現在は併用している。なぜ後で通ったのかは分からないが、結果として私は次の3つの銀行を使い分けている。

  • 住信SBIネット銀行:個人の生活口座 + 事業用サブ口座
  • 西兵庫信用金庫:個人事業の主口座(事業カード・借入返済の引落元)
  • GMOあおぞらネット銀行:個人事業のサブ口座(振込手数料の安い分配ハブ)

GMOあおぞらは現在、ほぼ「分配ハブ」としてのみ使っている。西兵庫信金からある程度まとめて資金を移動し、そこから各口座へ送金する運用だ。

理由は振込手数料が安いこと。信金から直接送金すると手数料が高いが、GMOあおぞら経由なら1件あたり数百円の差が出る。月に5〜10件の送金があるため、月3,000円程度のコスト削減になっている。

屋号名義で振込できる点も実務上有効

もう1つ、GMOあおぞらを残している理由がある。屋号で口座登録できる点だ。

個人事業主として取引先に請求書を出すとき、振込元の名義が個人名だと「誰が送ったのか」が分かりにくい場合がある。屋号名義で送金できると、取引先の経理担当が入金を確認しやすい。

住信SBIも屋号口座を開設できるが、当初は審査に落ちていたため、GMOあおぞらの屋号名義は実務上助かった。現在も、振込時に名義を個人名にしたくないときはGMOあおぞらから送金している。

これから開設する人へ:まず住信SBI系を試し、審査に落ちたらあおぞら

私の本音としては、住信SBIが開設できるならそっちがいい。2024年にドコモ系(ドコモのSMTB銀行、ブランド名「ドコモの銀行」)に移行したため、名称は変わったが、機能面では定額自動入金・自動出金・証券口座連携・ことら送金など、使い倒せる仕組みが揃っている。

ただし、法人成り当初や個人事業の開業直後など、実績がゼロの段階では審査のハードルが高い可能性がある。その場合、審査の通りやすさという点でGMOあおぞらを候補に挙げてもいいと思う。

私の場合、住信SBIの審査に落ちた直後に「すぐできた」記憶があるため、設立直後の1行目の口座として使う選択肢はある。ただし、現在の主軸は住信SBIであり、GMOあおぞらは「振込手数料の安い分配ハブ」として使い分けている。

補足:note売上の受け皿もGMOあおぞらに設定した

最近、デジタルコンテンツ販売(note)の売上受け皿もGMOあおぞらに設定した。noteの売上は月数千円規模だが、振込手数料が安い点は同じ理由で有効だ。

「振込手数料の安い分配ハブ」という用途が、また1つ増えた形になる。メイン口座として使い倒すわけではないが、役割が限定的でも残す理由がある、という実例として書き残しておく。

参考

関連記事

まとめて読む: 個人事業と法人の併営

← ブログ一覧へ戻る